今回の調査テーマは、「インバウンド(訪日観光)」。訪日観光、日本の食、日本の魅力度、価値観などの設問から「期待」「契機」「関心」「地方」「和食」という5つの視点で、「観光目的で再訪したい国・地域」で日本が1位となった要因を分析する。
本調査の具体的な結果とトピックスは以下の通り。
観光地・日本に「期待」すること
コロナ禍後に活発になった海外旅行において、「2024年に観光目的で再訪したい国」1位は日本であることがわかった(34.6%)。2位のシンガポール(14.7%)、3位のアメリカ(13.0%)と大きな差をつけている。特にアジア圏での人気の高さが目立ち、欧米諸国においても再訪意向が高かった(図1)。
また、日本という観光地に期待したいことについては、「多彩なグルメ」が(28.6%)で最多。次いで「他国と異なる独自の文化」(27.9%)、「他国にない自然景観」(25.6%)、「現代と伝統の共存」(21.2%)、「他国にない清潔感」(20.0%)が上位を占めた。
日本を訪れる「契機」1位は、前回が楽しかったから
日本を訪れたい理由として、最も高かったのは「前回日本を訪れて楽しめたので、また行きたいと思ったから」(50.0%)で半数を超えた(図2)。電通はこの結果から、リピーター人気によって日本の観光が支えられていると分析している。
次点には「日本の製品が気に入っていて日本に行きたくなったから」(44.0%)、「自国で日本料理を食べて日本に行きたくなったから」(36.8%)が続く結果に。さらに国・地域別で分析したところ、東アジアでは44.1%が「円安」を訪日の理由に選択している一方、東南アジアは25.1%、欧米豪は25.4%となった。
引用元: ・日本が観光で再び訪れたい国1位に 電通「ジャパンブランド調査2024」 [PARADISE★]
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